カラマタ 接木苗 [接木]
ジャンボカラマタ 接木苗 [接木]
オリーブ接木9 癒合の具合 [接木]
昨年接木したオリーブたちの生き残りの様子を少し。
ジャンボカラマタが3本。
もう1本、いちばん真直ぐに高く伸びていた株(J5)があったのですが、春先にテープを外した直後の強風で接いだところがポッキリと
よせばいいのには早まって、情けないミスでした。
ほかの株はスリット240に植えつけて、支柱でサポートしてあります。
接木でも難易度の高いこの2品種のせいか、下手くそな手技のせいか、どうにも癒合がスローで心許ない。
それでも春の暖かさとともに先端は活発に成長して、80cmほどになっています。
本調子でないのに成長点を切ると、逆に樹勢を削ぎそうで放任していたのですが、この穂先を見る限り活力は高まってきているようです。
さて、バッサリと半分くらいに切り戻すとしましょう。
台木が細いJ1。
なんとも心細い癒合状態ですが、新しい枝はヒョロヒョロとよく伸びています。
台木品種はアスコラーナの1年生挿し木苗です。 台と穂の太さが近いせいか、台の一部枯れが生じにくいのかも。
台木が太いJ2。
台と穂の太さに2倍以上の差があるので、穂を差し込んだ反対側の台が枯れ込んでゆきます。
ある程度で止まるのですが、癒合を妨げているでしょうね。
台木品種はネバディロの2~3年生です。
同じく太めのネバに接いだJ3。
なぜ接ぎ点がこんなに地際にあるのか・・・ スリット240に植え替えたときにあえて深植えしたのです。
まったく根拠のない思いつきですが、台からのヒコばえを防いで穂に養分・水分を集中させ、土中に入った部分から新たな発根を狙う。
深植えしないのがオリーブのセオリーですが、7~8cm程度なら大丈夫でしょう・・・ たぶん。
カラマタも3本。
こちらは三者三様な様子です。
K1。
J1と同じく細いアスコラーナに接いだのですが、単純に新枝の伸びで見れば一番の成長株です。
癒合の程度もジャンボカラマタよりは良さそう。
K2。
台はネバディロの2~3年生。
このオレンジ色は、トップジンMペーストです。
J5が折れたあと、テープ巻き直しも余計な力を加えてしまうリスクが高いし、深植えでのカビ・腐食のガードも考えて、厚~く重ね塗りして補強しました。
穂の下端が膨らんで塗膜が薄くなっています。 いい感じ。
K3。
この株は接ぎ点がもともと高かったので、深植えせずに台の経過を見ています。
台と穂の太さはほぼ同じ。
穂の接合部はよくカルスが盛り上がっていて、癒合状態は良さそうです。
ですが台は径の半分以上の表皮が早期に枯れこみました。
もう悪化はしていませんし、枝葉の状態も良いのですが、危うさもあるでしょう。
どんなふうになってゆくのか。 それも楽しみです。
ジャンボカラマタが3本。
もう1本、いちばん真直ぐに高く伸びていた株(J5)があったのですが、春先にテープを外した直後の強風で接いだところがポッキリと
よせばいいのには早まって、情けないミスでした。
ほかの株はスリット240に植えつけて、支柱でサポートしてあります。
接木でも難易度の高いこの2品種のせいか、下手くそな手技のせいか、どうにも癒合がスローで心許ない。
それでも春の暖かさとともに先端は活発に成長して、80cmほどになっています。
本調子でないのに成長点を切ると、逆に樹勢を削ぎそうで放任していたのですが、この穂先を見る限り活力は高まってきているようです。
さて、バッサリと半分くらいに切り戻すとしましょう。
台木が細いJ1。
なんとも心細い癒合状態ですが、新しい枝はヒョロヒョロとよく伸びています。
台木品種はアスコラーナの1年生挿し木苗です。 台と穂の太さが近いせいか、台の一部枯れが生じにくいのかも。
台木が太いJ2。
台と穂の太さに2倍以上の差があるので、穂を差し込んだ反対側の台が枯れ込んでゆきます。
ある程度で止まるのですが、癒合を妨げているでしょうね。
台木品種はネバディロの2~3年生です。
同じく太めのネバに接いだJ3。
なぜ接ぎ点がこんなに地際にあるのか・・・ スリット240に植え替えたときにあえて深植えしたのです。
まったく根拠のない思いつきですが、台からのヒコばえを防いで穂に養分・水分を集中させ、土中に入った部分から新たな発根を狙う。
深植えしないのがオリーブのセオリーですが、7~8cm程度なら大丈夫でしょう・・・ たぶん。
カラマタも3本。
こちらは三者三様な様子です。
K1。
J1と同じく細いアスコラーナに接いだのですが、単純に新枝の伸びで見れば一番の成長株です。
癒合の程度もジャンボカラマタよりは良さそう。
K2。
台はネバディロの2~3年生。
このオレンジ色は、トップジンMペーストです。
J5が折れたあと、テープ巻き直しも余計な力を加えてしまうリスクが高いし、深植えでのカビ・腐食のガードも考えて、厚~く重ね塗りして補強しました。
穂の下端が膨らんで塗膜が薄くなっています。 いい感じ。
K3。
この株は接ぎ点がもともと高かったので、深植えせずに台の経過を見ています。
台と穂の太さはほぼ同じ。
穂の接合部はよくカルスが盛り上がっていて、癒合状態は良さそうです。
ですが台は径の半分以上の表皮が早期に枯れこみました。
もう悪化はしていませんし、枝葉の状態も良いのですが、危うさもあるでしょう。
どんなふうになってゆくのか。 それも楽しみです。
オリーブ接木8 テープ外し [接木]
昨年接いで生き残った苗木ですが、とりあえず冬を越えて成長をはじめています。
癒合できなかったもの、台木が力尽きたもの、カビてしまったものなど・・・
10cmほども芽が伸びたにもかかわらず、急に穂木が枯れてしまったものもあります。
接木テープは1年くらいは外さずにおきたいところですが、活力が上がってきたようですし、湿度が高くなる前に外すことにしました。
テープ部は極力濡らさないようにしているのですが、それでもテープ内でカビて失敗するリスクは結構あるように思えます。
これはK2。 2012/6に接いだカラマタです。
慎重にテープを外して・・・ しっかりと癒合しているようです。
ただ、台木は見ての通り周の半分ほど枯れています。
初期段階でこうなったものですから、今の様子としては悪くありません。
枯れこみのない株もあります。 これはヘタクソだったということですね~
癒合できなかったもの、台木が力尽きたもの、カビてしまったものなど・・・
10cmほども芽が伸びたにもかかわらず、急に穂木が枯れてしまったものもあります。
接木テープは1年くらいは外さずにおきたいところですが、活力が上がってきたようですし、湿度が高くなる前に外すことにしました。
テープ部は極力濡らさないようにしているのですが、それでもテープ内でカビて失敗するリスクは結構あるように思えます。
これはK2。 2012/6に接いだカラマタです。
慎重にテープを外して・・・ しっかりと癒合しているようです。
ただ、台木は見ての通り周の半分ほど枯れています。
初期段階でこうなったものですから、今の様子としては悪くありません。
枯れこみのない株もあります。 これはヘタクソだったということですね~
オリーブ接木7 カラマタ [接木]
カラマタ接木の経過です。
K1 4/1に接いだ最初のカラマタ。
さすがに思い入れがあるので、ベランダ酷暑を乗り切ってくれてホッとしました。
急に伸び始めています。
K2 7/16記事のAです。
変わらずコレが一番イイかな。
K3 7/16記事のBです。
穂木の芽の出具合を見るため、長い穂を接いでみたのですが・・・
やはり穂を採る段階で、活性がありそうな芽があったほうが成功率は上がりそうです。
ただ、癒合はまだまだ頼りないはず。
ここまで伸びたのに気は引けますが、先端のこの芽は穂ごと切ることにします。
ちょっと疲れかけてますが、下のこの芽を残して集中させましょう。
K4 7/16記事のCです。
一番太い穂を接いだもの。
太く長い穂に蓄えていたエネルギーで芽は出ましたが、その後の伸びはありません。
癒合できなかったのでしょう。
接していることにより僅かな水分は上がるのか、穂は枯れません。
しかし、台木の上端は枯れはじめています。
軸周のほんの一部でも緑色の部分があれば復活の望みはありますが・・・これは難しい。
とりあえず、穂を半分に短く切って様子見です。
K1 4/1に接いだ最初のカラマタ。
さすがに思い入れがあるので、ベランダ酷暑を乗り切ってくれてホッとしました。
急に伸び始めています。
K2 7/16記事のAです。
変わらずコレが一番イイかな。
K3 7/16記事のBです。
穂木の芽の出具合を見るため、長い穂を接いでみたのですが・・・
やはり穂を採る段階で、活性がありそうな芽があったほうが成功率は上がりそうです。
ただ、癒合はまだまだ頼りないはず。
ここまで伸びたのに気は引けますが、先端のこの芽は穂ごと切ることにします。
ちょっと疲れかけてますが、下のこの芽を残して集中させましょう。
K4 7/16記事のCです。
一番太い穂を接いだもの。
太く長い穂に蓄えていたエネルギーで芽は出ましたが、その後の伸びはありません。
癒合できなかったのでしょう。
接していることにより僅かな水分は上がるのか、穂は枯れません。
しかし、台木の上端は枯れはじめています。
軸周のほんの一部でも緑色の部分があれば復活の望みはありますが・・・これは難しい。
とりあえず、穂を半分に短く切って様子見です。
オリーブ接木6 ジャンボカラマタ [接木]
4/1に接いだJ1、 相変わらず小さなまま・・・
高温ベランダでちょっと危うくなりかけたのですが、ギリギリ持ちこたえてくれた愛い奴です。
まだまだ厳しい残暑のなかで秋の気配を感じているのか、久し振りに新芽が動き出しています。
こんな過酷に季節によくないと思いつつ、また接いでみました。
台木はネバディロの3年生。
6/10のカラマタは台木に近い太さの穂を接いでみたのですが、今回のジャンボカラマタは半分以下の太さでのトライです。
7/16に接いで8月始めに芽吹いたJ2、 複数の芽が同時に威勢よく育ったものの、やっぱりストップ・・・
8/4に接いだ3本、 どれも穂の緑色が劣化しませんから、とりあえずつながっているかな。
J3
J4 これは格好悪い・・・
成功率が低いことを考えて、新しく芽の出る箇所を多く確保しようと穂木を長めにしてみました。
複数出てはくれたのですが、やはり1本に集中させて主幹として強く育てるべきでしょうね。
J5 穂、長過ぎ・・・
バランス悪いし、この先端の芽が育つためには余計なエネルギーを使いそうです。
高温ベランダでちょっと危うくなりかけたのですが、ギリギリ持ちこたえてくれた愛い奴です。
まだまだ厳しい残暑のなかで秋の気配を感じているのか、久し振りに新芽が動き出しています。
こんな過酷に季節によくないと思いつつ、また接いでみました。
台木はネバディロの3年生。
6/10のカラマタは台木に近い太さの穂を接いでみたのですが、今回のジャンボカラマタは半分以下の太さでのトライです。
7/16に接いで8月始めに芽吹いたJ2、 複数の芽が同時に威勢よく育ったものの、やっぱりストップ・・・
8/4に接いだ3本、 どれも穂の緑色が劣化しませんから、とりあえずつながっているかな。
J3
J4 これは格好悪い・・・
成功率が低いことを考えて、新しく芽の出る箇所を多く確保しようと穂木を長めにしてみました。
複数出てはくれたのですが、やはり1本に集中させて主幹として強く育てるべきでしょうね。
J5 穂、長過ぎ・・・
バランス悪いし、この先端の芽が育つためには余計なエネルギーを使いそうです。
オリーブ接ぎ木4 ジャンボカラマタ [接木]
オリーブの接ぎ木3 カラマタ [接木]
オリーブの接ぎ木、なんとか生き残っています。
4/1に接いだ様子⇒http://oliveshiba.blog.so-net.ne.jp/2012-04-02
2ヶ月経過の様子⇒http://oliveshiba.blog.so-net.ne.jp/2012-06-03
そして、約100日が経過したのがコレ。
カラマタ
ジャンボカラマタ
どちらも伸びた枝は4cmくらい。 芽が出てから50日ほどになります。
もう少し成長してほしいところですが、台木も1年生ですから贅沢は言えませんね。
残念ながら他の10本は諦めました。
これなどはいい感じに接合できているように見えますが、台木のほうが力尽きてしまったような。
分岐の下で切ったので、結果として台木が短くなり活力を削いでしまったように思えます。
さて、本題です。
6/10にカラマタを新たに4本接ぎました。
今回の台木はネバディロの3年生です。
台木を切ったところの太さは10mmほど、位置は長めとしました。
後のひこばえは多くなるでしょうが、台木の活力を落とさないことを優先して。
接いでから35日、
A これはまぐれ当たりですね。
新枝はすでに10cm伸びており、勢いがあります。
B 素人仕事ですから、うまくいってこんなところでしょう。
これから枝として伸び始めるあたりです。
C これはやっと芽が出たところ。
上下でポツンと頭を出しています。
D 失敗です。
テープを外して見たところ、面が密着できていなかったようでポロッと落ちました。
今回は穂木の乾燥防止のために「ニューメデール」を使いました。
柔らかなテープで穂全体を包むものですが、効果はあったと思います。
4/1に接いだ様子⇒http://oliveshiba.blog.so-net.ne.jp/2012-04-02
2ヶ月経過の様子⇒http://oliveshiba.blog.so-net.ne.jp/2012-06-03
そして、約100日が経過したのがコレ。
カラマタ
ジャンボカラマタ
どちらも伸びた枝は4cmくらい。 芽が出てから50日ほどになります。
もう少し成長してほしいところですが、台木も1年生ですから贅沢は言えませんね。
残念ながら他の10本は諦めました。
これなどはいい感じに接合できているように見えますが、台木のほうが力尽きてしまったような。
分岐の下で切ったので、結果として台木が短くなり活力を削いでしまったように思えます。
さて、本題です。
6/10にカラマタを新たに4本接ぎました。
今回の台木はネバディロの3年生です。
台木を切ったところの太さは10mmほど、位置は長めとしました。
後のひこばえは多くなるでしょうが、台木の活力を落とさないことを優先して。
接いでから35日、
A これはまぐれ当たりですね。
新枝はすでに10cm伸びており、勢いがあります。
B 素人仕事ですから、うまくいってこんなところでしょう。
これから枝として伸び始めるあたりです。
C これはやっと芽が出たところ。
上下でポツンと頭を出しています。
D 失敗です。
テープを外して見たところ、面が密着できていなかったようでポロッと落ちました。
今回は穂木の乾燥防止のために「ニューメデール」を使いました。
柔らかなテープで穂全体を包むものですが、効果はあったと思います。