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オリーブ接木9  癒合の具合      [接木]

昨年接木したオリーブたちの生き残りの様子を少し。

ジャンボカラマタが3本。
もう1本、いちばん真直ぐに高く伸びていた株(J5)があったのですが、春先にテープを外した直後の強風で接いだところがポッキリと[がく~(落胆した顔)]
よせばいいのには早まって、情けないミスでした。

ほかの株はスリット240に植えつけて、支柱でサポートしてあります。
20130713 接木 001-1 Jカラ.jpg

接木でも難易度の高いこの2品種のせいか、下手くそな手技のせいか、どうにも癒合がスローで心許ない。
それでも春の暖かさとともに先端は活発に成長して、80cmほどになっています。
本調子でないのに成長点を切ると、逆に樹勢を削ぎそうで放任していたのですが、この穂先を見る限り活力は高まってきているようです。
さて、バッサリと半分くらいに切り戻すとしましょう。
20130713 接木 002-2 J2.jpg

台木が細いJ1。
なんとも心細い癒合状態ですが、新しい枝はヒョロヒョロとよく伸びています。
台木品種はアスコラーナの1年生挿し木苗です。 台と穂の太さが近いせいか、台の一部枯れが生じにくいのかも。
20130713 接木 007-1 J1.jpg

台木が太いJ2。
台と穂の太さに2倍以上の差があるので、穂を差し込んだ反対側の台が枯れ込んでゆきます。
ある程度で止まるのですが、癒合を妨げているでしょうね。
台木品種はネバディロの2~3年生です。
20130713 接木 005-1 J2.jpg

同じく太めのネバに接いだJ3。
なぜ接ぎ点がこんなに地際にあるのか・・・ スリット240に植え替えたときにあえて深植えしたのです。
まったく根拠のない思いつきですが、台からのヒコばえを防いで穂に養分・水分を集中させ、土中に入った部分から新たな発根を狙う。
深植えしないのがオリーブのセオリーですが、7~8cm程度なら大丈夫でしょう・・・ たぶん。 
20130713 接木 006-1 J3.jpg

カラマタも3本。
こちらは三者三様な様子です。
20130713 接木 011-1 カラマタ.jpg

K1。
J1と同じく細いアスコラーナに接いだのですが、単純に新枝の伸びで見れば一番の成長株です。
癒合の程度もジャンボカラマタよりは良さそう。
20130713 接木 012-1 K1.jpg

K2。
台はネバディロの2~3年生。
このオレンジ色は、トップジンMペーストです。
J5が折れたあと、テープ巻き直しも余計な力を加えてしまうリスクが高いし、深植えでのカビ・腐食のガードも考えて、厚~く重ね塗りして補強しました。
穂の下端が膨らんで塗膜が薄くなっています。 いい感じ。 
20130713 接木 013-1 K2.jpg

K3。
この株は接ぎ点がもともと高かったので、深植えせずに台の経過を見ています。
台と穂の太さはほぼ同じ。
穂の接合部はよくカルスが盛り上がっていて、癒合状態は良さそうです。
ですが台は径の半分以上の表皮が早期に枯れこみました。
もう悪化はしていませんし、枝葉の状態も良いのですが、危うさもあるでしょう。
どんなふうになってゆくのか。 それも楽しみです。 
20130713 接木 015-1 K3.jpg
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