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オリーブの接ぎ木2  カラマタとジャンボカラマタ      [接木]

4/1に接ぎ木をしたオリーブ。
アスコラーナの1年生挿し木苗を台木として、ジャンボカラマタとカラマタを6本ずつ接ぎました。
2ヶ月経過しましたが、さて、どうなっているでしょう。

挿し木でも接ぎ木でも、すぐに出た新芽はその枝に蓄えられた養分・水分を消費して出たものであって、発根や癒合を示すものではありません。
カラマタです。 芽が出て10日くらい。  これは繋がっているでしょう。
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こんな小さな芽のくせに、いかにもカラマタらしい葉をしているものです。

こちらはジャンボカラマタ。  まだまだポロッと落ちそうで気を許せません。
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芽は出ていませんが、接ぎ穂の色はグリーンのまま。
導管は繋がって水分は通じているのでしょう。  頑張れ!!  
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これは明らかに失敗です。
接ぎ穂が枯れ色。 よく見るとテープ下に切り込み下端が露出しています。
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保護剤を塗った内からカルスが盛り上がっているものがあります。
これもまだ望みはあるかな。
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テープ中で台木の先端が赤みを帯びています。
なんでしょう。 枯れているものは黒くなっているようですから、生きているサインと思いたい。
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オリーブの接ぎ木      [接木]

4/1、オリーブの接ぎ木です。 これも遅いかな・・・
冬の休眠期に採取して冷所保管しておいた穂木を、目覚めかけた頃の台木に接ぐ。
そうしたかったのですが、結局前準備なしです。

台木にする挿し木苗です。 品種はアスコラーナ。
福岡県久留米市の植木屋、金華園さんで生産されたものです。
オリーブメインではありませんが、若きオーナーである二又氏は挿し木のプロです。
http://www.kinka-en.com/index.html
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穂木を採取して。 これはジャンボカラマタ。
せっかくの接ぎ木ですから、挿し木が難しい品種を選びます。
といっても接ぎ木が容易なわけではないのですけれどね。
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二股の下で切るとして、かなり短くなってしまうのでやり難そう。
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斜めに一刀入れてから、縦に長く切れ込みを入れます。
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穂木先端は斜めに面を出し、反対側を薄くフラットに滑らかに削ります。
表皮下の形成層(少し緑色が濃い部分)がなるべく広くなるように。
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台木と接合。
穂木先端を食い込ませるように差し込んで、面と面を隙間無く接触させます。
縦方向において形成層同士をピッタリ合わせて。
台木に対して穂木が細い場合は、片面だけ合わせます。
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接ぎ木テープで隙間無くしっかりと巻いて固定します。
うまくカルスが発生して、形成層が癒合してくれれば成功です。
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同じく挿し木が難しいカラマタも加えて。
さてさて、どうなりますか・・・
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