ペンドリノ 収穫 [搾油]
ペンドリノはオイル用品種ですからね。
でも、ルッカのように漬けても美味しいかもしれない・・・で、何回か漬けてきましたが、感想はウ~ンでした。
ということで今年はオイルにしましょうね。
剪定の効果か、今年は果実が丸く太っているような・・・
鈴生りですが、見事に部分的。
搾油する熟度としてはもっと青いほうが好みなのですが、ペンドリノの初搾油ですから効率重視で熟果にします。
ですが、黒くなっていても張りのあるうちに収穫しましょう。
シワ実や熟し過ぎているものは除いて。 味に酸味が出てしまいます。
これで、220g。 揉み1パック、プレス2回で味見にはお手軽な量です。
思ったより美味しい。 手間かけてますから、贔屓目はご容赦を。
熟している分だけ渋味も控えめで、マイルドで柔らかい味わい。
青味やスパイシーさは少なくとも、やはりフレッシュなオイルは格別です。
でも、ルッカのように漬けても美味しいかもしれない・・・で、何回か漬けてきましたが、感想はウ~ンでした。
ということで今年はオイルにしましょうね。
剪定の効果か、今年は果実が丸く太っているような・・・
鈴生りですが、見事に部分的。
搾油する熟度としてはもっと青いほうが好みなのですが、ペンドリノの初搾油ですから効率重視で熟果にします。
ですが、黒くなっていても張りのあるうちに収穫しましょう。
シワ実や熟し過ぎているものは除いて。 味に酸味が出てしまいます。
これで、220g。 揉み1パック、プレス2回で味見にはお手軽な量です。
思ったより美味しい。 手間かけてますから、贔屓目はご容赦を。
熟している分だけ渋味も控えめで、マイルドで柔らかい味わい。
青味やスパイシーさは少なくとも、やはりフレッシュなオイルは格別です。
ミッション 搾油 [搾油]
E氏宅のミッションは大きな樹ですから、剪定=収穫 は一度では済みません。
で、また頂いたのですが、4kg ほどあります。
全て漬けるにはちょっと多過ぎますね。
さて、どうしよう・・・ ミッションといえば漬けてきたのですが、オイルを搾ってみましょう。
まず、新漬け用に特に綺麗な果実を選別しました。 左がそれで、1.6kg あります。
傷んだものを除いて、残ったのが右。 これを搾油します。
全て種子を抜きます。
果肉は目減りしますが、潰すにも、もむにも、圧搾するにもはるかに楽です。
ただ、まだ感触の硬い緑果が2kg 近くあり、苦労しそう・・・
果肉を潰すのに指先がジンジン・・・
昨年のようにまだ未熟なものはサッとフードプロセッサにかけるべきでした。
やり過ぎは禁物ですが。
・・・やっとオイルが浮いてきました。
十分にもんだのですが、プレスしてすぐに浮き出してくるオイルが多いとはいえません。
やはりルッカのように効率はよくありませんね。
本来はもっと熟してから搾油すべきですから、仕方がないでしょう。
もっと緑色っぽいのですが、スタンダードなコンデジでは見た目通りに記録できません。
さて、お味は・・・
強い青味が香り、喉の奥に辛味をしっかりと感じます。
好き系のオイルなのですが、渋成分が少し感じられ、雑味があって美味しいとはいえません。
分離不良だったか・・・ 残念です。
で、また頂いたのですが、4kg ほどあります。
全て漬けるにはちょっと多過ぎますね。
さて、どうしよう・・・ ミッションといえば漬けてきたのですが、オイルを搾ってみましょう。
まず、新漬け用に特に綺麗な果実を選別しました。 左がそれで、1.6kg あります。
傷んだものを除いて、残ったのが右。 これを搾油します。
全て種子を抜きます。
果肉は目減りしますが、潰すにも、もむにも、圧搾するにもはるかに楽です。
ただ、まだ感触の硬い緑果が2kg 近くあり、苦労しそう・・・
果肉を潰すのに指先がジンジン・・・
昨年のようにまだ未熟なものはサッとフードプロセッサにかけるべきでした。
やり過ぎは禁物ですが。
・・・やっとオイルが浮いてきました。
十分にもんだのですが、プレスしてすぐに浮き出してくるオイルが多いとはいえません。
やはりルッカのように効率はよくありませんね。
本来はもっと熟してから搾油すべきですから、仕方がないでしょう。
もっと緑色っぽいのですが、スタンダードなコンデジでは見た目通りに記録できません。
さて、お味は・・・
強い青味が香り、喉の奥に辛味をしっかりと感じます。
好き系のオイルなのですが、渋成分が少し感じられ、雑味があって美味しいとはいえません。
分離不良だったか・・・ 残念です。
2010ラストの収穫と搾油 [搾油]
12/25、 今年最後の収穫です。
ハルキナラ3、 昨年は同種と思われるものを新漬にしました。
今年はどうしようか・・・・・という間に成熟は進み、ヒヨドリに食べられ、だいぶ減りましたが搾油してみることに。
192個で 453g (平均2.4g)
最大の果実で、2.7g 縦径22mm 横径15mm。
完熟のピークを過ぎてしまい、萎みつつある果実がかなりあります。 果重も減っているでしょう。
アスコラーナ・テレナ2、
165個で 332g (平均2.0g)
最大の果実で、2.6g 縦径22mm 横径14mm。
こちらはパンパン艶々。 緑果で年越ししそうな勢いですが、時期的に見れば収穫するのが妥当でしょう。
左=ハルキ3 果皮からの紫色素によって褐色に。
右=アスコ2 綺麗な淡緑色の果肉はやわらかくて果汁豊富。
いつものハンドジューサーで搾ったオリーブ生ジュース。
左=ハルキ3 右=アスコ2
果重では1.4倍ちかくの差があるのに、果汁量はほぼ同じ。 アスコはとてもジューシーです。
ところが果汁中のオイル量はハルキが2倍以上あります。 完熟+水分抜け もあるでしょうが、オイル含有量が多い品種といえそうです。
ハルキナラ3、 約56ml=果実重量の12% これは優秀です。
黄色味が強く、まったりとして「油」らしいオリーブオイルです。
香りには僅かに酸味が感じられます。 完熟搾油にしてももっと早い時期にしたほうがよさそう。
アスコラーナ2、 約25ml=果実重量の7.5%
クリアなグリーンが美しいオリーブオイルです。
フレッシュで青い香り、スパイシーさ、 緑果のオイルは好みに合います。
ただ、所詮小さな苗木ですから、ルッカの美味しさには及びません。
ハルキナラ3、 昨年は同種と思われるものを新漬にしました。
今年はどうしようか・・・・・という間に成熟は進み、ヒヨドリに食べられ、だいぶ減りましたが搾油してみることに。
192個で 453g (平均2.4g)
最大の果実で、2.7g 縦径22mm 横径15mm。
完熟のピークを過ぎてしまい、萎みつつある果実がかなりあります。 果重も減っているでしょう。
アスコラーナ・テレナ2、
165個で 332g (平均2.0g)
最大の果実で、2.6g 縦径22mm 横径14mm。
こちらはパンパン艶々。 緑果で年越ししそうな勢いですが、時期的に見れば収穫するのが妥当でしょう。
左=ハルキ3 果皮からの紫色素によって褐色に。
右=アスコ2 綺麗な淡緑色の果肉はやわらかくて果汁豊富。
いつものハンドジューサーで搾ったオリーブ生ジュース。
左=ハルキ3 右=アスコ2
果重では1.4倍ちかくの差があるのに、果汁量はほぼ同じ。 アスコはとてもジューシーです。
ところが果汁中のオイル量はハルキが2倍以上あります。 完熟+水分抜け もあるでしょうが、オイル含有量が多い品種といえそうです。
ハルキナラ3、 約56ml=果実重量の12% これは優秀です。
黄色味が強く、まったりとして「油」らしいオリーブオイルです。
香りには僅かに酸味が感じられます。 完熟搾油にしてももっと早い時期にしたほうがよさそう。
アスコラーナ2、 約25ml=果実重量の7.5%
クリアなグリーンが美しいオリーブオイルです。
フレッシュで青い香り、スパイシーさ、 緑果のオイルは好みに合います。
ただ、所詮小さな苗木ですから、ルッカの美味しさには及びません。
オリーブオイルを搾る 2010 [搾油]
11/22、今年はこのルッカだけでの搾油です。
510個で 1281g (平均2.5g)
最大の果実で、4.1g 縦径25mm 横径17mm
手法は昨年と変わりませんが、 ⇒搾油2009
種子は全て抜き、手もみだけ。
ジップロック フリーザーバッグ Mサイズ。 種子が無いので1重でOK。
果肉は緑色のまま。
オイルが浮き出してきます。
円盤状の絞りカスは、すぐに酸化して褐色に。
グリーンで濃厚なオイル。 約120ml=果実重量の約9%
510個で 1281g (平均2.5g)
最大の果実で、4.1g 縦径25mm 横径17mm
手法は昨年と変わりませんが、 ⇒搾油2009
種子は全て抜き、手もみだけ。
ジップロック フリーザーバッグ Mサイズ。 種子が無いので1重でOK。
果肉は緑色のまま。
オイルが浮き出してきます。
円盤状の絞りカスは、すぐに酸化して褐色に。
グリーンで濃厚なオイル。 約120ml=果実重量の約9%
myオリーブオイルを搾る (2009/10/27) [搾油]
10月末の話を今頃。 なんともお恥ずかしい。
まずは、搾油する果実の収穫です。
いくつか混ぜてしまいますが、今年のメインは牛窓ルッカです。
516個で 921g、なかなかの収穫量です。 (最大3.1g/平均1.8g)
果皮は紫色になっているものが多数ですが、果肉は全て緑色の段階です。
搾油用には熟果、と言われますが、あえてこのタイミングを選びます。
レッチーノです。
枝を落としてしまったので、昨年に比べて寂しい成果です。
31個で 92gです。 (最大3.8g/平均3g)
他に、フラントイオとルッカ1を加えて、 合計=1108g になります。
さぁ、この何%をオイルにできるでしょうか。
2008年は、家庭での搾油方法として示されているペットボトル濾過と、手搾りを併用しました。
ペットボトル濾過は、とてもクリアな美しいオイルが採れたのですが、納得いかない点がいくつか。
①重力による自然滴下は、果肉量が多く(=果汁量が多く)ないと張力に負けて落ちにくく効率が悪い。
②長時間放置。 果肉の変色を見ても解るとおり、酸化が進んでしまうと思われる。
③そして、じれったい! 搾りたてを味わいたい!
そこで、練った果肉を丈夫なキッチンクロス等に包んで、両手でギュ~ッと握って搾りました。
これでかなりの果汁分を分離することができたのですが・・・・・・
①手のひらのくぼみ、指の隙間、搾り残しがまだまだあります。
②それを採ろうとして握り直しても、圧力のバラつきもあり余計な繊維・微粒子を出し易い。
③指の間からブジュブジュ~と泡混じりで滴る様は、食欲をそそるものとは言えない。 (もちろん清潔な手であるにしても)
④手の温度や皮脂、発汗も無いに越したことはない。 香りが損なわれそう。
⑤手指に付くオイルも馬鹿にならないし、両手がオイルまみれなのは作業性が悪い。
ですから、ムラなく効率的に搾るには器具でプレスすべきです。
それと果実の熟度も一考です。
完熟またはその手前くらいが良い、とされていますね。
オイルが豊かになるのでしょうが、これも良い状態の果実が多量に確保できてのことだと思います。
どの方法で搾るにしても、オイルを含んだ果汁分が多いことがポイントだと思います。
うちも含めガーデニングレベルでは、ジューシーな完熟果でコンディションを揃えるのは簡単とは言えません。
オイル率が高くなっても、シワが入ったりして果汁量が減れば逆に搾りにくくなると。
ですから、果肉の水分量が多い緑色のうちに搾ることにしたのです。
プラス、青いフレッシュなオイルの香りと味を楽しめるのもmyオイルならではです。
残っていた柄やゴミを取り除き、水洗いして。 さぁ、スタートです。
可能な限り分離効率を上げるため、200gくらいに小分けして搾ります。
果肉を砕くためにフードプロセッサを使ってみます。
果実を入れて、
小刻みに、ほんの10秒ほど、
泡だったクリーム状にしないように注意して。 軽く砕くつもりで。
ジップロックを2重にして果肉を入れ、手揉みで練ります。
30分ほどで、見た目にもオイルが分離してきます。
練るというよりも、サックリと混ぜるようにして、微細なオイル球を合体させてゆくつもりで。
急いで強くホイップしたりしてクリーム状にしてはいけません。
袋の中を覗いてみると、果肉の周りの水のように見えるものがオイルです。
果肉の色が反映されてオリーブオイル色には見えません。
今度は種子を抜いてみます。 (WESTMARK社製種抜き器)
レッチーノとフラントイオ、大きめなルッカはよい感じですが、大半のルッカは小さすぎて使えません。
練る際も、搾る際も種子は邪魔です。
とても潰しやすくなります。 種子の先端で袋に穴があくこともありませんし。
ルッカに戻って。 黄緑色の果肉が綺麗です。
指先で種子の果肉を潰し取るように。 逆に果皮は紫色の色素が出るので、必要以上に潰さないように。
これは、練りながら種子と果皮を取り除いたもの。
果肉の酸化変色も少なく、オイルに果肉が浮いているようです。
さぁ、搾りましょう。 ハンドジューサーの登場です。
いろいろ考えた結果、家庭搾油ではこれがベストだと思います。
容器内にキッチンクロスをふんわり入れて、オイルひたひた果肉を入れます。
このくらいが一回分になるよう小分けにしたわけです。
オリーブオイルとアンチョビのペーストのよう。 オイルが光ってます。
しっかりプレスするため、延びしろを考えてクロスを被せ、ゆっくりと搾ります。
全力でプレスします。
種子入りは種子で止まるまで。 種子無しは手がプルプルするまで!
プレス円盤の上にオイルが上がってきます。 (撮り忘れ、というか撮れません)
ハンドルを握ったまま、小器に注ぎます。
残ったものは円盤状の搾りカスの塊。 愛情込めて育てたオリーブ果実、ここまで搾れば満足です。
フルパワーの一番搾り、がベストですが、まだ湿っぽさを感じたら、二つ折りにして再プレス。
ただし、クロスが延びきっていますから、破れに留意して。 紫色素も出易くなります。
一番搾り、1プレス分です。
綺麗なグリーンゴールドで美味しそう! そして青草のようなフレッシュな香りが立ちます!
この方法なら果実200g(=100個ほど)あれば、一食分のオイルはできると思います。
どうぞお試しあれ。
これを繰り返して、大きなワイングラスに。
既にしっかりと分離していますが、安静に置いてみます。 ラップで密封してアルミホイルで遮光して。
クリアではありませんが、濁りがあるほうがオリーブをストレートに感じられて好きです。
果実粒子、色素、水分が層になって沈殿しています。
オイル保存用にお気に入りの器を用意して。
まぁ、ベランダ鉢物ですから、魅惑の色、とはいきませんね。
スポイトでオイルだけを慎重に吸い取ります。
沈殿物を乱さないように、先端に集中です。
完了です!
myオリーブオイル量=約90ml
果実重量からすると、約8%採れたことになります。 上出来ですね。
残ったものです。 苦い渋いが凝縮してます。
フタをして、ラップで包んで密閉しておきます。
さて、どうやって味わうか。
自分にとっては最高スペシャルなオリーブオイル。 食材を奮発して・・・・
やっぱり定番、
フルーツトマトとモッツァレラ、そしてバジル。
ルッコラにパプリカ、大好物のイチジクと生ハム。 パルミジャーノを削って。
欠かせないフランスパン。 オリーブオイルを味わうにはこれが一番。
止まらなくなります。
う~ん、いい香り。
予想外にしっかりした濃い味です。 フレッシュな青味が鼻に抜け、心地よい苦味を感じます。
そして、喉を通った後で感じるピリッとした辛味。 これがいい。
本来ルッカのオイルはまろやかなタイプ。 緑の果肉の成せるところでしょう。
たっぷりとかけて、いただきま~す!
う~ん、幸せ!
まずは、搾油する果実の収穫です。
いくつか混ぜてしまいますが、今年のメインは牛窓ルッカです。
516個で 921g、なかなかの収穫量です。 (最大3.1g/平均1.8g)
果皮は紫色になっているものが多数ですが、果肉は全て緑色の段階です。
搾油用には熟果、と言われますが、あえてこのタイミングを選びます。
レッチーノです。
枝を落としてしまったので、昨年に比べて寂しい成果です。
31個で 92gです。 (最大3.8g/平均3g)
他に、フラントイオとルッカ1を加えて、 合計=1108g になります。
さぁ、この何%をオイルにできるでしょうか。
2008年は、家庭での搾油方法として示されているペットボトル濾過と、手搾りを併用しました。
ペットボトル濾過は、とてもクリアな美しいオイルが採れたのですが、納得いかない点がいくつか。
①重力による自然滴下は、果肉量が多く(=果汁量が多く)ないと張力に負けて落ちにくく効率が悪い。
②長時間放置。 果肉の変色を見ても解るとおり、酸化が進んでしまうと思われる。
③そして、じれったい! 搾りたてを味わいたい!
そこで、練った果肉を丈夫なキッチンクロス等に包んで、両手でギュ~ッと握って搾りました。
これでかなりの果汁分を分離することができたのですが・・・・・・
①手のひらのくぼみ、指の隙間、搾り残しがまだまだあります。
②それを採ろうとして握り直しても、圧力のバラつきもあり余計な繊維・微粒子を出し易い。
③指の間からブジュブジュ~と泡混じりで滴る様は、食欲をそそるものとは言えない。 (もちろん清潔な手であるにしても)
④手の温度や皮脂、発汗も無いに越したことはない。 香りが損なわれそう。
⑤手指に付くオイルも馬鹿にならないし、両手がオイルまみれなのは作業性が悪い。
ですから、ムラなく効率的に搾るには器具でプレスすべきです。
それと果実の熟度も一考です。
完熟またはその手前くらいが良い、とされていますね。
オイルが豊かになるのでしょうが、これも良い状態の果実が多量に確保できてのことだと思います。
どの方法で搾るにしても、オイルを含んだ果汁分が多いことがポイントだと思います。
うちも含めガーデニングレベルでは、ジューシーな完熟果でコンディションを揃えるのは簡単とは言えません。
オイル率が高くなっても、シワが入ったりして果汁量が減れば逆に搾りにくくなると。
ですから、果肉の水分量が多い緑色のうちに搾ることにしたのです。
プラス、青いフレッシュなオイルの香りと味を楽しめるのもmyオイルならではです。
残っていた柄やゴミを取り除き、水洗いして。 さぁ、スタートです。
可能な限り分離効率を上げるため、200gくらいに小分けして搾ります。
果肉を砕くためにフードプロセッサを使ってみます。
果実を入れて、
小刻みに、ほんの10秒ほど、
泡だったクリーム状にしないように注意して。 軽く砕くつもりで。
ジップロックを2重にして果肉を入れ、手揉みで練ります。
30分ほどで、見た目にもオイルが分離してきます。
練るというよりも、サックリと混ぜるようにして、微細なオイル球を合体させてゆくつもりで。
急いで強くホイップしたりしてクリーム状にしてはいけません。
袋の中を覗いてみると、果肉の周りの水のように見えるものがオイルです。
果肉の色が反映されてオリーブオイル色には見えません。
今度は種子を抜いてみます。 (WESTMARK社製種抜き器)
レッチーノとフラントイオ、大きめなルッカはよい感じですが、大半のルッカは小さすぎて使えません。
練る際も、搾る際も種子は邪魔です。
とても潰しやすくなります。 種子の先端で袋に穴があくこともありませんし。
ルッカに戻って。 黄緑色の果肉が綺麗です。
指先で種子の果肉を潰し取るように。 逆に果皮は紫色の色素が出るので、必要以上に潰さないように。
これは、練りながら種子と果皮を取り除いたもの。
果肉の酸化変色も少なく、オイルに果肉が浮いているようです。
さぁ、搾りましょう。 ハンドジューサーの登場です。
いろいろ考えた結果、家庭搾油ではこれがベストだと思います。
容器内にキッチンクロスをふんわり入れて、オイルひたひた果肉を入れます。
このくらいが一回分になるよう小分けにしたわけです。
オリーブオイルとアンチョビのペーストのよう。 オイルが光ってます。
しっかりプレスするため、延びしろを考えてクロスを被せ、ゆっくりと搾ります。
全力でプレスします。
種子入りは種子で止まるまで。 種子無しは手がプルプルするまで!
プレス円盤の上にオイルが上がってきます。 (撮り忘れ、というか撮れません)
ハンドルを握ったまま、小器に注ぎます。
残ったものは円盤状の搾りカスの塊。 愛情込めて育てたオリーブ果実、ここまで搾れば満足です。
フルパワーの一番搾り、がベストですが、まだ湿っぽさを感じたら、二つ折りにして再プレス。
ただし、クロスが延びきっていますから、破れに留意して。 紫色素も出易くなります。
一番搾り、1プレス分です。
綺麗なグリーンゴールドで美味しそう! そして青草のようなフレッシュな香りが立ちます!
この方法なら果実200g(=100個ほど)あれば、一食分のオイルはできると思います。
どうぞお試しあれ。
これを繰り返して、大きなワイングラスに。
既にしっかりと分離していますが、安静に置いてみます。 ラップで密封してアルミホイルで遮光して。
クリアではありませんが、濁りがあるほうがオリーブをストレートに感じられて好きです。
果実粒子、色素、水分が層になって沈殿しています。
オイル保存用にお気に入りの器を用意して。
まぁ、ベランダ鉢物ですから、魅惑の色、とはいきませんね。
スポイトでオイルだけを慎重に吸い取ります。
沈殿物を乱さないように、先端に集中です。
完了です!
myオリーブオイル量=約90ml
果実重量からすると、約8%採れたことになります。 上出来ですね。
残ったものです。 苦い渋いが凝縮してます。
フタをして、ラップで包んで密閉しておきます。
さて、どうやって味わうか。
自分にとっては最高スペシャルなオリーブオイル。 食材を奮発して・・・・
やっぱり定番、
フルーツトマトとモッツァレラ、そしてバジル。
ルッコラにパプリカ、大好物のイチジクと生ハム。 パルミジャーノを削って。
欠かせないフランスパン。 オリーブオイルを味わうにはこれが一番。
止まらなくなります。
う~ん、いい香り。
予想外にしっかりした濃い味です。 フレッシュな青味が鼻に抜け、心地よい苦味を感じます。
そして、喉を通った後で感じるピリッとした辛味。 これがいい。
本来ルッカのオイルはまろやかなタイプ。 緑の果肉の成せるところでしょう。
たっぷりとかけて、いただきま~す!
う~ん、幸せ!