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ロックウールでのイチジク挿し木      [イチジク]

ロックウールとは高炉スラグ(製鉄生成の分離副産物)と数種の岩石を高温で焼き、綿状にしたものです。
微細な繊維状で安定しており、適度な保水性と通気性を備えているとのこと。
挿し木など植物をいじったり、保管するスペースがあればいいですが、私も含めて家の中で行うしかない人にとっては、土を使わないで済めばありがたいことです。

「大悟さん」がトライされた様子を、画像をお借りしてご覧頂きたいと思います。

① 4/7時点

奥のカゴは、3/11に挿したバナーネです。
28日経過でほとんどが芽吹いています。
これにポリ袋を被せて、保温保湿していたそうです。
DSCN9042.JPG

挿したばかりのロードスです。
右は、一年生苗の芽吹いた枝先を挿したものです。
左は、約90日間冷蔵保存していた枝です。
色は濃い茶褐色となり、フレッシュ感は失われていますが、発根するでしょうか。
DSCN9045.JPG

このレディホワイトとレディブラックも、同様に長期保存を経た枝です。
DSCN9046.JPG

② 5/10時点

3/11挿しのバナーネです。
暖かくなって盛んに展葉が進んでいます。
DSCN9118.JPG

早々に発根していたと思われますが、ロックウール表面まで多数の根が達しています。
DSCN9121.JPG

33日経過して、ロードスとレディ姉妹も立派に展葉しています。
冷蔵保存によるダメージは無さそうです。
DSCN9129.JPG

根も目視できるようになってきました。  いい様子ですね。
DSCN9131.JPG

③ 5/25時点

根の突出も増えてきて、乾燥を防ぐためにラップを巻いています。
根を保護しつつ、出具合を確認できますから、いい方法ですね。
DSCN9144.JPG

48日経過して、順次鉢植え、地植えを始めています。
生育が遅れ気味だったものも、追ってほぼ全てが成功の見込みです。
手前左はレディ。 右はバナーネです。
DSCN9147.JPG

同環境で比較栽培したわけではありませんので、土挿しとの有意差は言えません。
ですが、土よりも雑菌やカビの繁殖リスクは低いと思います。
分解性パルプ系ポット+挿し木用土でも発根の確認は容易ですが、水分過多による根腐れも起こしにくいように思えます。
私は十分に魅力を感じます。

昨年挿したロードスの一年生苗をお譲りしたのですが、ミニ・イチジク園地を作って地植えされたとのこと。
管理が良いのでしょうが、2年生にして早くも幼果がたくさん付いたそうです。
さすがはロードス。
DSCN9153.JPG

大悟さん、お話しと画像の提供、ありがとうございました。
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コメント 2

大悟

オリ柴様、お世話になっております大吾です。
拙い写真をブログに飾ってもらってありがとうございます。

今回見よう見まねでロックウールを使ってみましたが、成功率は100%でした。
一節だけのものや、期待してなかった二年生枝も発根し、ひと枝で2箇所展葉たのを間で切ってまた挿したらそれも発根したという具合で
イチジクとは相性がいいようです。
イチジクの挿し木は初めてで用土で挿した経験がないので、用土との比較は経験豊富なオリ柴様にお任せしたいと思います。
よろしくお願いします。
by 大悟 (2014-07-10 20:56) 

olishiba

大悟さん、
いえいえ、こちらこそありがとうございました。
たしかにイチジクとロックウールの相性は良いようですが、大悟さんの丁寧適切な手技のたまものでしょう。
管理しやすくて優れものに思えますが、経過お知らせ頂いた土に下ろすあたりのことが考えどころですね。
by olishiba (2014-07-15 00:47) 

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