マンザニロ 満開なれど･･･

まるで桜のように満開です。
開花10日前の5/3に植え替えたものですから、咲かずに蕾で落ちることも覚悟していました。
5/13に咲き始めてから７日目です。　開花期間が長く、今日あたりがピークでしょう。


花粉量も豊かで、セビラノとマンモス、ブラックイタリアンをよく受精させてくれたようです。
マンザニロ自身も少しは成果が望めるかな、と甘い期待を抱いたのですが･･･


これは、ハーディーズマンモス1 です。
オリーブの花の構造として、一対の黄色い袋状の雄しべがあり、その中心奥の核である子房とそこから伸びる柱頭で構成されるのが雌しべです。
黄色い雄しべの間には明るい緑色の柱頭が飛び出ており、そこで他樹の花粉を取り込みます。



マンザニロですが･･･　無い。　雌しべがありません。
じっくりと見回したのですが、ほぼ無いか未発達のようです。
これだけ見事に咲いていながら、雌しべだけが失われているとは･･･


恥ずかしながら、これも植え替えを数年怠っており、成果が落ちてきていました。
あわせて、蕾が膨らんで子房が成熟する時期に根を切った影響もあるでしょう。

コメント 2

うちの兄の近所の方でオリーブを植えて10年くらい経つのに一度も実が付かないと聞いたことがあります。単に自家不和合性が強くて、受粉木がないと受粉できないのかな、と思っていたのですが、我が家のこんな現象が起きることがあるなら凄く納得がいきます。
by Reveille (2014-05-29 04:47) 

Reveilleさん、　そのような話はたまに聞きますね。
蕾が付かないのか、まともに開花しないのか、受粉受精できないのか、落果するのか･･･
土壌適応性は高いのですが、もしかすると合っていないのかもしれませんね。
放っておいても鈴生りなところもあるというのに。
by olishiba (2014-05-30 14:52)