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ブラックイタリアン      [ブラックイタリアン]

2009年10月の記事、ブラックイタリアン のその後です。
ご存知のように、この生産方は非常に多品種のオリーブ苗木を出荷しており、そのバイタリティはたいしたものです。
ですが残念なことに、購入時の綺麗に伸びた枝葉をキープしようとしても、ほとんど成長してくれないものがあります。
さらに、前年に伸びた枝もあることから開花・結実の可能性があり、それがさらに状態を落としてしまう場合もあります。
ですから、最初の結実は望まずに、新たに出し直しさせるつもりで枝を落とすことにしています。
長く伸びた美しい枝葉でしたが、全て短くカットしました。
20091017 003-1.jpg

お馴染みの流通用の鉢から抜いてみると・・・・・
見慣れた光景ですね。 相変わらず根がほとんどありません。
20091012 ブラックイタリアン 005-1.jpg

僅かながら白根が見られます。
20091012 ブラックイタリアン 001-1.jpg
この土を出来るだけ落としたいのですが、固まった土塊を解すと根も損なわれてしまう恐れがあります。
どこまでやるか、難しいところですが、より大きな鉢でまともな土に囲まれるわけですから、あえて細根を失う行為は避けることにしています。

ほどほどに。 このくらいで・・・・・
鉢は根出し優先でスリット27、JHオリーブの土でいきます。
20091012 ブラックイタリアン 006-1.jpg

粘土質の根鉢は残りますが、その周囲に新根を張ってくれれば問題ありません。
そのためには地上部をしっかりスリムにしてあげることがとても効果的ですね。
20091012 ブラックイタリアン 007-1.jpg

約1ヶ月後の11月中旬、枝先に新芽がみられます。
これから冬ですから成長スピードは鈍りますが、暖かくなればその分一気に成長してくれるでしょう。
20091114 012-1.jpg

やっと暖かくなった4月末、各枝先から複数の新枝が伸び始めています。
ワサワサになって欲しい。
20100425 004-1.jpg

よ~く見ると、花芽をひとつだけ発見。
さすがに一柄では難しいことですが、できれば果実を見てみたいものです。
20100425 003-1.jpg

5/6今朝です。 10日でこの伸びっぷりならば、新根も張ってくれていることでしょう。
20100506 002-1.jpg
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コメント 4

地中海の風

ご無沙汰しております。
以前コメントさせていただいた当方の茶プラの根無しバロウニはなかなか快方に向かわず苦戦中です。
ほんとにブラックイタリアンの芽吹き、羨ましいかぎりです。
バロウニは再度植え替えを最近行い、わずかですが白い根の発生が確認できましたので、思い切って葉をすべて落としてみました。
このような処置はどんなものなのでしょうか?
何かコツや気をつけることがあれば、ご指導願いたいものです。
by 地中海の風 (2010-05-10 23:52) 

olishiba

いいんじゃないでしょうか。
もし枝葉の動きが全く無い状態が続いているのでしたら、主幹と太枝のみ残して細枝は全て落としたほうが根本的な回復に繋がると思います。
太枝も切り詰めて根の負担を減らし、根の復調に伴って新枝を出させたほうが今後の継続的な成長・成果を望めると思います。
とくにここの鉢物は、最初にそのくらい思い切ってリセットすべきかも・・・・・

こちらのバロウニも昨秋の収穫直後にかなり剪定しており、今年の成果はゼロになりますが、苗木の地力アップが優先です。
昨夏頃から成長が止まり、徐々に落葉していたのですが、今は新たな枝葉が育っています。
by olishiba (2010-05-11 16:56) 

地中海の風

先駆者の実体験に基づいたアドバイスありがとうございます。
葉が魅力のオリーブだけに丸坊主にするというのはなかなか躊躇がともなうものですね。バロウニを我が家に迎えた時点で決断すればよかったのですが。。。(最初の植え替えで根鉢を崩しすぎたのも良くなかったと反省してます)
思えばうちのアザパも噂の茶プラで試行錯誤の末、3年がかりで昨年結実まで育ちました。
オリーブは本質的に強い植物だと思います。気長に復活を待ちたいと思います。
それにしても茶プラシリーズはもったいないですね。品種も豊富なだけに健全な根っこを残した販売であれば、もう少し高い価格でも市場に受け入れられると思うのですが。。。
思わずそんなお節介を焼きたくなりますね。
by 地中海の風 (2010-05-12 00:15) 

olishiba

アザパ、3年がかりとは凄いですね。 さぞや感慨深いでしょう。
今年は蕾は付きましたか。
仰るとおり、生命力の強い植物でしょうから、あまりシビアに考える必要はないかなと思います。 注意しているのは、水の塩梅と湿度ですね。

生産方は作ることに専業しており、いくつかの問屋やバイヤーを介して市場に出ているのでユーザーの声が届いていないようです。 ビジネス面での調整ができればと思うところなのですが・・・・・
by olishiba (2010-05-13 00:37) 

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